パーキンソン病の介護 父の場合と夫の場合

父のパーキンソン病の介護を終え、現在は夫のパーキンソン病と格闘中。

Mrs.GREEN APPLE「ケセラセラ」に、涙。

ドラマ「日曜の夜くらいは」が大好きで、その主題歌である、Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」のMV(ミュージックビデオ)動画を見て、思わず涙してしまいました。

「ケセラセラ」とは「なるようになる」という意味らしい。

歌詞全体は、いろんな受取り方があると思いますが、私的には「人生の悲しみやつらさをケセラセラでやり過ごして行こう」という風に受取りました。

細部にも「深いな~」と思う歌詞が多くて、その中でも私的に一番グッときた歌詞は「私を愛せるのは私だけ」です。

というのも、私が30代の時に、ガンを患っていた母親がアルコール依存になってしまい、絶望から抜け出せなくなった私を救ってくれた「平安の祈り」に通じるところがあったから。

~平安の祈り~

神様 私にお与えください
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものは変えてゆく勇気を
そして二つのものを見分ける賢さを

引用元 http://frstep12.info/step.html

変えられないものとは、他人と過去。変えられるものとは、自分と未来。

他人をコントロールすることは出来ない。それはすなわち、自分も他人にコントロールされることなく、考えや行動すべてを自分で選択し決めているということ。それが自分の未来につながるということ。

他人に(アルコール依存の母親に)自分を(私を、母自身を)愛させることは出来ないけど、私は私を愛することが出来る。美味しい物を食べたり、好きな音楽を聴いたり、テレビを見て笑ったり。。。私は「絶望」よりも「自分を愛すること」を選ぼうと思った(←実際はなかなか難しいですけどね。。。)

あっ、、、話が脱線しそうなので、アルコール依存の話はまた後日。。。
曲の話に戻りますね♪

「ケセラセラ」のMV(ミュージックビデオ)は、この歌詞の世界観を、庶民の生活に落とし込み、無名の役者さん達が演じているので、リアルに感じることができ、自分の姿とも重なって、自然と涙がでていました。

仕事では嫌なことあるし、家に帰っても介護、さらに自分の老いも重なって、どうにもならないくらいに辛い時があるんですよね。。。

でもこのMV見て、共感すると同時に、私だけじゃないんだなって、みんなそれぞれ辛いことあるんだなって、改めて思いました。

そして、この「ケセラセラ」は、楽曲も凄いんです!

4拍子から突然3拍子に変わるとこ、転調+転調+転調、そして、ファンファーレ風の壮大な伴奏。素人の私でも「なんか他の曲と違って凄い!」と感じました。

そしてそして、なんと言っても、大森さんの歌唱力!!!
男性なのに、なんであんな高音がでるの?!しかも地声で。音楽は好きなので、今までいろんな人の歌を聴いてきましたが、ちょっと別格なような気がします。

で、カラオケが趣味の私は無謀にも「絶対歌えるようになりたい!」と、ボイストレーナー「しらスタさん」の動画を見ながら、猛練習中。

でもこの動画、歌い方解説よりも、しらスタさんが大興奮で歌詞の素晴らしさを語っているほうが多いかも(^^)