パーキンソン病の介護 父の場合と夫の場合

父のパーキンソン病の介護を終え、現在は夫のパーキンソン病と格闘中。

夫が転ぶ原因は「首下がり」?

DBS手術で車いすが必要なくなった夫と、今日は2人で外出しました。

駅のホームへ向かう登り階段の真ん中を、少し駆け上がるように登っていた夫。私は転ぶのが怖いから、手すりを持って上っていました。

そしたら、横でバンッ!って、夫が階段の中腹で転びました。

「危ない!!階段は手すりを持つようにって言ってるでしょ!!」

また小言を言ってしまいました。

ちょうど転ぶ瞬間を横から見ていたんですが、右足が上がりきらず、階段に引っかかっていました。幸い、血も出てないし、膝とすねを打ったくらいで、済んだようですが。。。

転ぶ原因は首下がり?

夫はパーキンソン病になってから、元々のストレートネックが酷くなり、完全な「首下がり症候群」になっています。薬が切れているときは、後ろから見たら首から上が無い人のように見えるほど。

ストレートネックが酷くなった状態

酷くなったストレートネック
背中を壁につけた状態で、後頭部が壁から8cmくらい離れてしまう。
これでも本人は、頑張って首をあげている。

夫がよく転ぶ原因は、その頭の重みで前につんのめるように、小走りっぽくツツツツって歩くようになっているのが原因なんじゃないかと思う。

パーキンソン病の症状で足が前に出ない時はわざと、首を下げて前傾姿勢をとった勢いで歩き出すという、無茶な事もやってるし。それがちょっと癖になっているところもあるようで。

今日の階段もそんな感じで頭を下げて小走りで登っていて、転んだ。そういえば、先日も家の中で、前転するように転んでいた。

しゃべるときも常に下を向いているので、聞こえずらく、パーキンソンの症状で滑舌も悪くなっているので、何度も「えっ?」って聞き返してしまう。それでお互いイライラすることも。

そして、下ばかり見て、前を見ていないので、頭をしょっちゅうぶつけている。ほんとに危なっかしい。。。

首下がりの予防にカラーキーパー

首下がりが進行しないようにするには、首の後ろの筋肉が衰えているのでリハビリを頑張ることと、首の後の筋が伸びきってしまわないように、普段から首を下げないように気を付けること。

友人の母親(80代)も首下がり症候群らしく、いろいろ聞いていたら、首下がりの予防に「カラーキーパー(ネックサポーター)」を使っているとのこと。

夫も、Lドパ薬が切れている時は特に、自分で首を持ち上げるのが出来ないので、補助的な意味でカラーキーパー(ネックサポーター)を試してみることにしました。
これから暑くなるので、涼しげなメッシュ素材の物で。夫が嫌がらない事を願いつつ。。。

2023.6.25 追記 カラーキーパー、良いみたいです。首が疲れたときに5分~10分間、カラーキーパーをつけると楽なので、早く回復するといってます。
心持ち、ストレートネックも改善してきているみたいです。