パーキンソン病の介護 父の場合と夫の場合

父のパーキンソン病の介護を終え、現在は夫のパーキンソン病と格闘中。

パーキンソン病と診断される前の、体の異変

私たち夫婦は、夫がパーキンソン病を発症する前は、2人で小さな居酒屋をやっていました。
夫が若い頃から趣味で軽音バンドをやっていたことも有り、お店には自然と音楽好きが集まるようになり、毎年、ライブハウスを借りて、お店主催の音楽ライブを開催するほどでした。

そのライブを控え、夫がギターの練習に明け暮れていたある日、「あれ?手首おかしい、ギター弾かれへん」と言い出しました。
右手首を軽やかにスナップをきかせて動かすことができないようでした。

そしてまた別のある日、夫が寝ている間に、足の指が震えている事に私は気がつきました。そのとき、私の父のパーキンソン病を見てきた私は、もしかしたら夫も。。。って感じました。

そして、パーキンソン病を診察してくれる、大きな○○病院へ連れて行きました。
結果は「パーキンソンではありません。頭骨神経麻痺ですね」

そこから整形外科と鍼灸へ半年くらい通いましたが、症状は良くなるどころか悪くなるばかり。その頃には、お箸を持てない、納豆をかき混ぜられないなど、日常生活にも支障が出てきていました。

そんな時、知り合いの友人が神経外科のクリニックをやっているからと紹介してもらえることになりました。そこでも数ヶ月通いまいたが、最終的に先生が「もしかしたら脳が原因かも」と、MRIをとることになりました。
そうしたら「小さいけど脳梗塞のあとがあるね。ひょっとしたらコレが原因かも。でも僕は脳の専門じゃないから、紹介状書くので○○病院へ行って診て貰って」って。

結局、また○○病院へ戻ることに。
でも、今回は前回の先生とは別の先生。すぐに「パーキンソン病の検査をしましょう。心筋シンチという検査で、費用は※2万くらいかかりますが良いですか?」と言われ、もちろん即答で「やってください」
結果は、、、「パーキンソン病、確定です」だとさ。
(※は当時の価格です。)

はじめの頭骨神経麻痺って、、、誤診にも程があるわ!

私も夫もパーキンソン病にはショックだったけど、
夫自身は、得体の知れない体の異変に、病名がついた事に安堵した様子でした。

右手が不自由になってから、ずっとお世話になっている介護箸です。
このお箸を使うようになってから、お箸を床に投げつけることはなくなりました。