今年、夫が念願のDBS手術を受けることができました。
DBS手術とは、脳深部刺激療法のことで、具体的には、胸にスマホくらいの装置を埋め込み、そこから伸びた電線を皮膚の下に這わして、頭蓋骨に開けた穴からその電極を脳深部へ入れ、24時間電気刺激を与えることによってドーパミンを出やすくする療法。
この手術を申し込んでからコロナの影響で約1年待たされ、その間にもパーキンソン病は進行し、手術直前はドパコール1錠が1時間もてば良い方という状態でした。
なので、介護も大変で、私はフルタイムの仕事をしながら、2人分の家事を全てこなさなければならず、さらに夜中もトイレの介助、外出はオフになると立ってられないので車いす介助が絶対に必要、家の中で倒れて動けなくなることも多く、大人の男性を引っぱりあげるのは50代の女性にはかなりの重労働でした。
そんななか、頑張りすぎたせいか去年の夏、私が50肩を発症してしまい、左手が使えなくなり右手だけでの介護と家事。これは本当につらかった。
夫には申し訳ないけど、手が使えないので足を使って寝返りをさせたり、下がってくる頭を上げたりしていました。そしてお互いイライラが溜まり大喧嘩もしました。
手術の日程が決まったときは、ホッとしました。
これでやっと解放される!と思いました。
そして手術も無事終わり、現状とくに副作用も無く、ウェアリングオフが無くなり、薬の効きが切れても全く動けなくなることはなくなりました。
なので、借りていた車いすも返却し、ちょっとした近所の買い物くらいなら付添いなしで行けるようになりました。
仕事に復帰するのはまだちょっと無理そうですが、家では、洗濯や料理もしてくれるようになり、介護はかなり楽になりました。
そしてコロナの自主規制もなくなった今、ずっと会っていなかった友達と飲みに行ったり、音楽ライブを見に行ったり、4年ぶりの旅行も計画中です!!